2.The Next Generations(略称、TNG)

1987年から1994年までに第7シーズン(全176話)が放映され、映画は1998年に放映されたInsurrection(邦題:叛乱)を合わせて3本が放映されています。
日本では、これまでにも何度か放映されていますが、私は1999年4月下旬頃に放映された時から、見ていました。
私にとっては、スタートレックのファンになるきっかけを作ってくれたシリーズで、もっともファンが多いシリーズだと思っています。

TNGの放映一覧

Main Casts

ジャン・リュック・ピカード艦長(パトリック・スチュワート)

惑星連邦宇宙艦隊、宇宙船U.S.S.エンタープライズD号の艦長であり、フランス生まれの地球人。
趣味は考古学、音楽、20世紀前半の探偵小説。
冷静沈着である反面、とても人間性あふれる指揮官で、宇宙船で航海することに生きがいを感じているため、昇進を拒みつづけている。
学生時代には、エアハート宇宙基地でノーシカ人と喧嘩し、それが元で人工心臓になった。
対ボーグ戦では拉致・改造され、ロキュータスと言う名前のボーグにされたが、助け出され、元の体に直す手術を受けた。
演じているパトリック・スチュワートは、俳優として演じるだけでなく、5話ほどこのシリーズの監督をしている。

ウィリアム・トーマス・ライカー中佐(ジョナサン・フレイクス)

宇宙船U.S.S.エンタープライズD号の副長であり、アラスカ生まれの地球人。
趣味はジャズ鑑賞とトロンボーン演奏。
昔、ディアナ・トロイと恋人どうしだったが、結婚よりも昇進をとった。
その甲斐があり、29歳でエンタープライズ号の副長となった。
しかし、ピカード艦長を慕うあまり、何度かあった昇進の誘いを断りつづけている。
女性にはとても手が速い。
演じているジャナサン・フレイクスは、パトリック・スチュワートと同様に、このシリーズを8話ほど監督している。
また、映画版のスタートレックや、DS9シリーズでも監督をしている。

データ少佐(ブレント・スパイナー)

宇宙船U.S.S.エンタープライズD号の第2副長であり、ヌニアン・スーン博士によって造られたアンドロイドである。
これより少し前に造られたローアという兄がいる。
データは、「ラル」という豊かな感情を持ったアンドロイドを造るが、艦隊司令部がデータから引き離そうとしたために、「ラル」は崩壊してしまう。
彼はいつも人間に近づきたいと思っていて、常に人間を分析している。
主任機関士のジョディが親友である。
アンドロイドであるにもかかわらず、ある意味でとても人間らしく、その動作がユーモアに満ちているため、彼のファンはとても多い。
実は私もその一人。

ディアナ・トロイ少佐:後に中佐(マリーナ・サーティス)

宇宙船U.S.S.エンタープライズD号のカウンセラーで、ベタゾイド人と地球人のハーフの女性。
ベタゾイド人は、他人の思考を読むことが出来るため、彼女も完全ではないが、感じることが出来る。
そのため、数々の異性人との折衝の際には、ピカード艦長と共に接している。
昔はライカー副長と、恋人同士だったが、男女を超えた?親友となっている。
このシリーズの終わり頃に、ウォーフと親しくなるが、DS9に転勤したウォーフは、別の士官と結婚している。
実は、カウンセラー役に決定する前には、保安部長役(実際にはターシャ・ヤー大尉が保安部長となったが・・・)でオーディションに受かっていたらしい。

ラクサナ・トロイ(メイジェル・バレット)

ベタゾイドの第5王家の娘であり、ディアナ・トロイの母親である。
純粋なベタゾイド人のため、トロイよりも他人の思考を読む力が強く、王家の娘であることからプライドが高い。
ことある毎にエンタープライズに乗り込み、ピーカード艦長につきまとうが、艦長はラクサナが苦手で、仕事にかこつけて、逃げている。
メイジェルは、TNGの製作総指揮のジーン・ロッデンベリー氏と20年間ほど夫婦でもあったようだ。

ジョディー・ラ・フォージ主任機関士:後に少佐(リバァー・バートン)

宇宙船U.S.S.エンタープライズD号の主任機関士で、地球人の男性。
生まれつきの全盲であったが、バイザーと呼ばれる視覚補助装置のおかけで、通常の勤務をこなす。
データ少佐と親友で、良き相談相手。

ウォーフ操舵士:後に保安主任(マイケル・ドーン)

宇宙船U.S.S.エンタープライズD号の主任保安士で、クリンゴン人の男性。
クリンゴン人である実の父が仲間を裏切ったという濡れ衣を着せられたため、ウォーフは卑怯者の息子としてクリンゴンを追われる。
そのため、地球人の両親に育てられていたことがある。
クリンゴン人であるケーラーとの間に生まれた、アレキサンダーという息子がいる。
後に、ディーブ・スペースナインに転勤となり、戦略士官として活躍する。

ビバリー・クラッシャー中佐(ゲイツ・マクファーデン)

宇宙船U.S.S.エンタープライズD号の医療主任で、地球人の女性。
息子であるウェスリー・クラッシャーと共に乗船している。
地球人の夫とピカード艦長は同じ船で仕事をしている途中に事故に会い、その時にビバリーと艦長は知り合いになる。
一時期、ビバリーと艦長は恋愛をするようになるが、いつしか友人として互いに助け合うようになる。

ウェスリー・クラッシャー(ウィル・ウィートン)

地球人の青年で、ビバリー・クラッシャーの息子である。
ビバリーと共に宇宙船U.S.S.エンタープライズに乗り込み、宇宙艦隊に憧れて宇宙艦隊アカデミーに入学する。
後に時の旅人と出会い、普通の人と異なる力を持っていることを知り、アカデミーを退学して、時の旅人と共に宇宙を旅するようになる。

ターシャ・ヤー大尉(デニス・クロスビー)

宇宙船U.S.S.エンタープライズD号の保安主任で、地球人の女性。
任務中に死んでまうため、ウォーフが後をついで保安主任となる。
後に、ロミュラン人としてスパイ行為を行っている双子の妹がいることが分かる。
TNGのオーディションでは、カウンセラー役に決まっていたが、始まる前にはなぜか保安主任に変更になったようだ。
デニス・クロスビーは、あのデニス・クロスビーの孫娘である。

キャサリン・ポラスキー中佐(ダイアナ・マルダー)

宇宙船U.S.S.エンタープライズD号ではワンシーズンのみ登場し、ビバリーの代わりに医療主任を務めた。
ピカード艦長とは古くからの知り合いのようだ。
転送は大嫌いらしい。

ガイナン(ウーピー・ゴールドバーグ)

エル・オーリア人の女性で、宇宙船U.S.S.エンタープライズD号ではバーラウンジのバーテンをしていて、クルーの相談にのったりする。
特殊な能力を持つ、寿命の長い人種だそうで、ピカード艦長からの信頼も厚い。
映画で放映されたスター・トレック ジェネレーションズでは、ガイナンの過去を知ることが出来る。

マイルズ・エドワード・オブライエン(コルム・ミーニー)

アイルランド生まれの地球人男性で、宇宙船U.S.S.エンタープライズD号では転送主任等を務めた。
後述のケイコ・オブライエンとは、艦内で結婚式を挙げた。
ウォーフと同様に、後にディーブ・スペースナインに転勤となる。

ケイコ・オブライエン(ロザリンド・チャオ)

日本の熊本県出身の地球人女性で、前述のオブライエンの妻。
宇宙船U.S.S.エンタープライズD号では植物を育てる(研究?)仕事をしている。
エンタープライズ号で挙げた結婚式では、外国映画にありがちな、日本の花魁(おいらん)衣装と中国の衣装を合体させたような変な衣装をまとっていた。

ロー・ラレン(ミッシェル・フォーブス)

ベイジョー人の女性で、宇宙艦隊士官である。
宇宙船U.S.S.エンタープライズD号には、ピカード艦長の推薦で乗船するようになった。
後に、ベイジョー人のために戦うことを選び、エンタープライズを離れる。